秘密の質問

オヤジ(旦那)が
友達がカードを使ってお店で買い物をしているのを見て
うらやましがっていた

先日、携帯の機種変更をしたため
オヤジの携帯もお財布携帯になっていたから
「それじゃ、携帯でチャージできるようにすれば？」
と教えたら、「？？？」になっていたので
設定をしてあげる事にした

「おサイフケータイ」対応携帯電話にアプリをダウンロードして
そこにチャージして使えるようにするのだが
ダウンロードして、設定をして・・・
とりあえず、私一人がやっていて
オヤジは、我関せずで遊んでいた

がっ・・・最後に【秘密の質問】とやらをいれなければならなかった
「秘密の質問」はパスワードを忘れてしまった時の再発行に必要なため
本人がわからない訳にはいかなかった

「ねぇ、【秘密の質問】は何にする？」
「【秘密の質問】？」
「それを入れなくちゃならないんだけど・・・」

そこにいくつかの質問が書いてあったから、それを読み上げて
その中から自分の好きな質問を選ばせようと思って
読みはじめると・・・

「なんで、【秘密に質問】なんかされなくちゃなんないんだよ」
「【秘密に質問】されるんじゃなくて、【秘密の質問】だよ
パスワード忘れた時に、その質問に答える事によって
本人確認をして、パスワードの再発行をしてもらうんだよ」

と、説明したのだが、良く解らないような顔をしている
「とにかく、質問を選んで答えを入力するから
さっさと、決めて」
と、質問を始めた

「【好きな食べ物】は？」
「別にない」
「【嫌いな食べ物】は？」
「オレは好き嫌いなんかない」

「しょうがねぇなぁ～・・・
それじゃ、【好きな歌】くらいあるでしょ？」
「そんな事を急に言ったって、思い浮かばない」

「【母親の旧姓】は？」
「なんで、オレの質問なのに
親の旧姓なんかいれなくちゃなんないんだ？」

ったく、あー言えば、こー言う

「【卒業した学校】は？」
「そんなの、いくつかあるから、一つには決められない」

もぉ～・・・何ちゅうヤツじゃい

すったもんだの挙げ句、【卒業した学校】に落ちついた

設定するのに、ここに一番時間を使うとは思わなかったい
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