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2010年11月

2010年11月25日 (木)

癌サポート

医師から説明を受け
抗ガン剤の治療を選択するしかなかったのだが
私のほうはセカンドオピニオンをあきらめきれないでいた。

夫は入院しているせいもあり
なかなか重い腰を上げなかったが
私はサポートの方に連絡をしてみた。

私の気持ちとしては
ガン細胞を発見する検査は何もしていなくて
どこからもガン細胞が発見されていないのだが
こういう形が普通なのか?
本当は、すでに、見捨てられているのか?
不安である事も書いた。

サポートの方からの連絡は私のメールの説明から察するところ
胆管狭窄が原因の肝機能低下であるらしく
胆管の外側に癌がこびり付いていると思われ

胆石の可能性も、もちろんあるが
癌が原因での狭窄と考えるのが
一般的であると言う説明だった。

この場合、証明する事が難しく
病院側の処置等は妥当であり
私がセカンドオピニオンを希望している医師でも
同様である・・・と、書かれていた。

肝機能が回復するには相当の時間を要し
セカンドオピニオンはいつでも可能であるが
現時点ではセカンドオピニオンを受けても
「話を聞く」だけになると言う事だった。

セカンドオピニオンを希望している医師の手法は
3剤併用なので
肝機能が悪くなっている現時点では無理であり
抗癌剤治療の奏効なくては手術は出来なく

今現在、抗癌剤治療が行えるとすれば
単剤が精一杯かと思うので治療は同じになる
・・・との説明だった。

治療を焦る気持も当然であるが
状態によっては、抗癌剤治療自体が
一気に悪化を招くことも少なくないので
連休明けに主治医とまた今後の見通しを相談してみてはどうか?
と、言う事だった。

医師とは違って説明がわかりやすく
こちらの気持ちも察した文章で綴られていた。
見ず知らずの相手に本当に親切で丁寧に
メールを返してくれる事がありがたかった。

内容が良くわかりやすい説明だったため
かえって納得するしかなかった。
結局は、何も道は残されてはいないのだ・・・と思った。
夫がセカンドオピニオンを望んでいなかったのが
不幸中の幸いだった。

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2010年11月18日 (木)

選択肢

医師が病室に来て説明が始まったのは
夜の10時半を過ぎていた。
医師は病状の説明の用紙に
図を交えて説明を書き始めた。

図はこんな感じの図だった↓

Ercp


説明には

肝機能障害の検査
1)MRCP(MRI)→総胆管の出口が狭い
            原因としての結石・腫瘍かはっきりしない

2)ERCP(内視鏡)→十二指腸の吻合部が狭い

※TS-1内服前より肝障害が始まっていた

やはり播種で狭いのではないか?

であれば、内視鏡的処置は難しい
        ↓
抗癌剤が有力(原因が癌)
ただし、致命的肝障害のリスクはある


そう書いてあった。

結局、図の赤丸の部分が
膵管と胆管が合流して共通管という1本の管になり
膵液と胆汁は混じり合って十二指腸に流れ出すと言う
十二指腸への開口部(十二指腸乳頭)なのだけれど・・・

夫は、この図の赤丸の中で合流する管のうち
左側の管が異様に肥大していると言う事だった。

で、赤丸の部分のどこかに石が詰まっているか
腫瘍があれば、それを取り除く事になったらしいが
胃から十二指腸に行く部分が狭くなっていて
そこをカメラが通らなくて、その部分までたどりつかなかった・・・
と、言う説明だった。

最終的に肝機能の低下の原因はわからないが
全体的に播種が原因で
いろいろな部分が圧迫されていると思われる事。

そのために内視鏡的処置は難しいので
抗癌剤での処置が良い・・・
と、言うか他に方法はないと言う事。

TS-1の服用以前から肝機能の低下はみられていて
それが原因ではないと思われるので
TS-1の服用が有効なのではないか?
と、思われる事。

しかし、TS-1は肝機能が悪いと服用できないため
致命的肝障害のリスクがある・・・
と、言う説明だった。

結局、残されていたのは
治療をするとしたら
抗癌剤であるTS-1を服用する事しかない
と、言う事だった。

患者にとって、選択肢がないのなら
それをしてもらうしかなかった。
夫と二人で、その治療をお願いして
私は帰路についた。

遅くなったので実家に泊めてもらうよう連絡してあった。
11時過ぎに帰宅した私のところへ弟が来た。
「こんなに遅くまで説明があったんかい?」
と聞かれたので、なりゆきを話した。

弟は難しい顔をして聞いていたが
「セカンドオピニオンって知ってる?」
と聞いてきた。

その事で迷っている事を話すと
「今は、医師にとって、それは当たり前の事だから
セカンドオピニオンを受けたほうが良いよ」
そう言って帰って行った。

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2010年11月15日 (月)

気づかい

2009年4月28日(火)
内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)
の検査をした夜
医師から説明があった。

説明の日は医師から
5時から説明をするので来るように・・・と言われ
夕方から病院へ行き病室で夫と一緒に待っていた。

しばらく待っていたが
医師からの連絡はなかなかなく
夫には夕食が運ばれてきた。

「何か買ってきて食べるか?」
と、夫に聞かれたが
買いに行っている間に
医師が来ると困るので待つ事にした。

7時になっても何の連絡もないので
ナースステーションに行って聞いてみると
まだ手術中との事だった。

何もする事もなく
不安をかかえながら病室で待つのは長い。
テレビをかけても
内容など頭には入らなかった。

9時になっても何の連絡もなく
医師は約束を忘れて
手術が終わった後帰ってしまったのかと思った。

夫は、自分は病室でベッドに寝ているが
私は自宅から高速で1時間かけて病院へきたり
遅くなる日は実家に泊まらせてもらっているのを気づかって
何回かナースセンターのほうへ様子を聞きに行っていた。

自分のベッドに横になっていればいい・・・
そうも言われたが
重病の人を差し置いて横になる気にはなれなかった。

夫は姑がいた時には
私を気づかってくれる事などなかったが
いなくなってからは、ずいぶん優しくなっていた。

25年間の姑との同居の中での
夫の立ち居振る舞いのふがいなさによって
こちらの心はずいぶん冷めてしまっていたが
初めから二人だけで暮らしていたら
案外良い夫婦になっていたんじゃないか?
・・・そんな事を、ぼぉ~っと考えていた。

病院の中も明かりが消え初め
いくらなんでも、こんな遅い時間から
説明なんかしないんじゃないか?
そう思っていたら、医師がきた。

今、手術が終わって
患者さんの家族に説明をしてくるので
それが終わってからになるため
あと30分くらいかかる・・・との事。

5時前から待っていて
すでに10時を過ぎていた。

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2010年11月12日 (金)

内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査

セカンドオピニオンの事で悩んでいる間にも
夫の検査は行われていた。

2009年4月27日(月)MRI
2009年4月28日(火)
内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)

ERCPとは
内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査。
まず内視鏡
(柔軟なチューブ状の観察用装置)
口から十二指腸
(小腸の最初の部分)に挿入します。

この内視鏡を通じて細い管を胆管に入れ
ここから胆管に造影剤を注入して
胆管と膵管やその枝分かれした部分のX線画像を撮影します。


MRIは普通に済んだのだが
ERCP検査は最終的にはできなかった。

医師からの説明では胃カメラのようなものを飲み
それを胃から十二指腸を通って
胆管と膵管のところに石や腫瘍がないかをみる検査・・・
と言う事だった。

朝、病院へ行くと、朝食をとらなかった夫が
検査の時間を待っていた。
看護師さんがきてストレッチャーに乗せられ
「それじゃ行ってくるhappy01
と、言って病室から出て行った。

胃カメラのようなものだと言う事であったが
それ以上の事もするはずなのに
30分もしないでストレッチャーに乗せられて戻ってきた。

「ずいぶん早かったねeye
と、言う私の問いかけに
「残念でした・・・できませんでしたcoldsweats01
と、夫は答えた。

「できなかった・・・って、どういう事?sweat01
と聞くと
「途中からカメラが入らなかったんだよcoldsweats01
「 ・ ・ ・ 」

カメラが入らないと言うのは
以前の大腸の内視鏡(←クリックして読んでね)
の時と同じではないのか?

夫は自分の身体に起きている事にたいして
恐怖でいっぱいだったのだろうと思うが
私の事を思ってか笑いながら言った。

私が年上だったり、もっと包容力のある
夫を包みこめるような妻だったなら
夫は恐怖のあまり泣き叫んだりする事だって
あったのかもしれない・・・そう思った。

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2010年11月 6日 (土)

迷い

夫は抗ガン剤も中止になり
検査をしながら治療のない毎日を送っていた。
「ゲルソン療法」の本もきちんと読んでいた。

腹膜の手術ができる医師の事で
サポートしてくれている人からのメールには
肝機能低下の原因を探す事が先決であるとの返事だった。

メールの内容としては
肝機能の回復を待たなければ

どんな治療も出来ないので
しばらく、待つしかないのではないか?

肝臓の回復にはかなり時間を要し

肝臓は解毒作用を行う臓器で
どうしても、肝機能が回復してくれないことには、

どこの病院でも抗ガン剤治療は出来ない。

TS-1の副作用に倦怠感はあるので
服用が中止になれば倦怠感は軽減される
筈であり

TS-1が効いて、腫瘍が縮小されたのであれば
出来れば、回復を待ってTS-1を再開したいところである。

現状では、腹膜の手術ができる医師であっても
治療を行える状態ではないので
回復してから、
セカンドオピニオンを考えてみてはどうか?
・・・と、しろうとの私でも納得できるように
メールにたくさん説明があった。


夫が入院している病院の患者さんで
以前、その医師にセカンドオピニオンを
受けた方がいた
とも書かれていた。

セカンドオピニオンに関して
担当の医師は快諾してくれて

何度もデータを持参して、相談に行ったそうだ。

「その方は生きているのでしょうか?」
と、思わず訪ねたくなった。

でも、恐くて聞けなかった。

しかし、医師も何人もいる。
夫を担当してくれている医師が
セカンドオピニオンに対してどういう反応を示すのか?

今まで、夫が体調の不調を訴えてきたのに

何もしてくれなかった医師が
他の医師のところへ行ってみたいと言う患者に対して
快くデータを貸して送り出してくれるだろうか?

私としてはセカンドオピニオンに踏み切りたいが
夫は、
成功したとしても再発しないのは
10パーセントの確率しかないと言う事に対して
その手術よりも抗ガン剤で・・・と思っているようだった。

「でも、行くだけ行ってみない?」
そう言ってみたが

やはり担当の医師に言い出すのが言い出しにくい
もしも、手術をしない方向性になった時
又、診てもらえるのかが恐い・・・

そして手術をしたとしても
その後ずっとそっちで暮らす訳にはいかないため

戻ってきて再び世話になる事になってしまうから
他の医師がした手術のあとを診てくれるだろうか?

そんな心配もしていた。
今までの面倒見の悪さを思えば
当然の不安だと思った。

私のほうとしても不安で
いっぱいだった。
遠くの病院に入院させる事となった場合
長期になればホテルに泊まっている訳にもいかなければ
レオパレスのようなところを借りなくてはならないかもしれない。

しかも、夫は今の病院であれば

どうにか休暇を駆使して会社にも行けるが
遠い病院で手術を受けるとなると
会社は病気休暇とか辞めるとかになってしまう。
経済的な負担もあった。

しかも、夫には定年が迫ってきていた。
今病気で休んでしまうと
関連会社への再就職ができなくなってしまう・・・
夫は、とにかく仕事を失いたくなかったようだった。

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2010年11月 4日 (木)

顔も知らない友達

夫は肝臓の数値に異常が出て
TS-1と言う抗ガン剤を中止して
いろいろな検査を受ける事になった。

1週間しか抗ガン剤を飲んでいなかったが
お腹のしこりはみるみる小さくなっていった。

しこりの中央にあった
胃ガンの術後ドレンがささっていた
直径2センチくらいの傷跡は
術後すぐから硬く
しこりが大きくなっていくまで
普通の皮膚のように柔らかくなる事などなかったのに
その部分さえも柔らかくなった。

こんな事が起こるのに
そのしこりを診てもらえなかった事が悔しかったbearing
そして、以前感じたおかしな臭い(←クリックして読んでね)
気づいたら、しなくなっていた。

恐ろしくて考えたくなかったが
以前行方不明になって
みんなで捜索して
亡くなって発見された人の臭いに似ていたshock

私のほうは病院に通いながら
インターネットでいろいろ調べたり
腹膜の手術の橋渡しをしてくれている人と連絡をとったり
その医師がいると思われる病院を調べて
その方面へ住んでいる人にもメールで聞いてみた。

もちろん、すごく遠い県だった。
もともと、そんな方面に知り合いはいなかったが
このブログで知り合った人が二人いた。

メールをすると、二人共本当に良く調べてくれた。
いろいろな人に聞いてくれて
ガンの専門の病院の事や
さまざまな治療を試みている病院の事・・・

そして、自分の身内もやってきたと言う食事療法の事。
「ゲルソン療法」と言う食事療法だったが
その本を取り寄せて送ってくれた。

まだ顔も見た事がない人が
ブログがなかったら
一生会う事もなかっただろう自分のために
こんなにもいろいろしてくれるんだ・・・って
凄くありがたかったconfident

さっそく病院の夫に
送られてきた本を持って行った。
「暇なんだから、良く読んでね。
やってみる気があるなら、とことんするからsign01


そう言って本を夫のもとに置いてきた。
いろいろ調べたりガンの人のブログを読んでも
「病院での治療だけ」と言う人のほうが少ない。
みんな藁にもすがる思いで何かしらしているのだ。

食事療法をしている人
健康食品を飲んでいる人
ガンに効くと言うグッズを使っている人・・・

夫は読んでどう思うだろうか?
私も読んだが、確かに理にかなっている。

でも、賛否両論で
そんな事では良くならない・・・
と、たたかれていたりもした。

確かに、それをやって余命を延ばしていた人もいた。
数ヶ月と言われたのに
十年以上も生きている人も
本の中に体験談を書いていた。

一つ気になったのは
腹膜播種の人は一人だけ載っていたが
亡くなってしまっていた。

私のほうは、やるとなったら生半可な事はしない。
とことんするほうであるが、夫はどうだろう?
夫がやってみるとなったら
私のほうの負担もそれなりになる。

どっちみち病院の治療だけに賭けてみる気はなかった。
もう、信じきるには裏切られすぎてきた。
「やるかどうかは夫の判断に任せよう」
そう思った。

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