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2011年10月 8日 (土)

抗ガン剤を変える・・・

医師の話を聞きながら
私のイライラはどんどんつのって行った。

「今のままだと悪くなるいっぽうだから
抗ガン剤を違う種類のものに
変えてみる事を検討してみましょう」

そう説明をした。

今度使おうとしている抗ガン剤は
髪の毛が抜けるタイプのものだと言う。

夫は
「髪の毛なんかなくたって
生きていられるなら・・・」

ボソッとつぶやいた。

夫は若い時から
髪型にはこだわりがあるらしく
私よりも髪の毛をセットする時間が長かった。

出掛ける時間が同じような時は
洗面所の前が空かないので
私はダイニングで化粧をしていた。

あまり鏡に向かっている時間が長いので
「そんなにかまいすぎるから
薄くなっちゃうんじゃないの?happy02

と、良く嫌味を言ったりもした。

そんな夫が、何のためらいもなく
次の抗ガン剤を使おうとしている。
夫の生きたい気持ちが伝わってきた。

私が
「今、こんなに体調悪くて
内臓の数値も悪くなっているのに
これ以上薬漬けにしても
大丈夫なんですか?」

と聞くと、医師は

「結局、腹膜播種には
そういう方法しかないんですよ。
以前にも話したとおり
効かなくなったら
次から次へと抗ガン剤を変えて
様子をみるしかないんです。」

そう答えた。

こんな事をいつまでも話していたって
時間の無駄でしかない。
どっちにしても
これ以上診てもらうつもりはないのだ。

夫のほうを見て
転院の話を切り出すように
目で合図をした。

夫は私の目は見ていたが
とうとう切り出さないうちに
診察が終わってしまった。

「どうして転院の話をしなかったの?
次の診察は又先になっちゃうんだよangry

私が聞くと

「だって違う薬使うって言うし
その薬は効くかもしれないじゃないかgawk

と、夫は言った。

そんなはずはないのだ。
抗ガン剤なんて体に良いはずがない。

ガンを小さくするには有効かもしれないが
ここまで内臓に問題をかかえてしまった夫が
次から次へと薬を変えるなんて
これ以上体が耐えられるはずはないのだ。

そんな思いを飲み込んで
私は夫の髪が抜けた時のために
帽子を探し始めた。

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コメント

例えどんな状況に なろうが 旦那さんは 医者の 言うことばを 信じ 少しでも 生きたい という 希望を 捨てない 強さが ひしひしと 伝わってきます 信じる 自分 そして 生きたい 自分 決して 諦めない 医者からの 治療法sweat02 数値が 悪い 状態で きっと 言わないだけで 体の 不調大 だったと 思います そんな横に いる ステッピーさんも はっきりと ダメに なって行く と言うことは 言えないで 過ごして いたんですねdown 歯がゆい気持ちを 抑えて 辛かったですねsweat02 うちの 父親も 昨年の 8月の 検診で 引っかかって 9月は 検査検査でした 昨年の 今ころは 10月 29日に 入院するために 体は だるさで 動けない 食べ物も 飲み物も 口に できない 状態で ただ ひたすら 入院を 待ち状態で 待っていました 症状を 説明しても 順番だからと 決して 入院を 早めたり してくれませんでした 11月 1日の 手術までは ただの 胃ガンと 言われ 開腹して スキルスで 腹膜播種だから 閉じましたってdowndowndown 初めから もうダメだって 医者は わかって いたんだと 思います あの頃を 思い出すと 悔しさで いっぱいです 手術も 一時間で 終わりましたからね sweat02 意識が オペ室で 戻り 医者からは 父親に お腹いっぱいに 転移してたから 閉じました って 父親に もう 説明したって 平気に 言われましたdown 父親は どんな 思いだったかsweat02sweat02sweat02 オペ室から ベッドで 横に なって 出て きた時は 目かしらから 涙 流れて いました 医者は ビジネスです 治らないものは 治らないpaper 諦めて ください的な 態度と 説明sweat02sweat02sweat02 でも 父親も 気持ちを 入れ替えて なんとか 治したい 一心に セカンド オピニオンも したんですよpaper どん底に 何度 落ちても 這い上がろうと する 患者を診ている 家族は この世の中の 一番の みかた ですもんねsweat02sweat02 長々と ごめんなさいbearing

投稿: まーめど | 2011年10月 8日 (土) 23時08分

初めてコメントさせていただきます。転院の件ですが、外来にいる看護師、または医師であればもっと上の方の先生にご相談されてはどうでしょうか?結構、主治医ではない人々が何か助け舟を出してくれるような気がいたします。奥様が言われますように、現在のご状態で抗がん剤を投与すべきかどうか、セカンドオピニオンも必要かと思います。おふたりが、ご納得されて治療を受けていかれますことを心からお祈り申し上げます。

投稿: Hiroe | 2011年10月11日 (火) 03時08分

この期に及んでもまだ、ご主人は踏ん切りつかなかったんですね。

タキソテール?に希望を見ていたのでしょうか?

読んでいても、だんだん辛くなってきましたね・・・

レスする回数は減りましたが、ちゃんと読んでますからね^^

投稿: 北摂 | 2011年10月12日 (水) 16時52分

heartまーめどさん
医師にとっては
一人一人をそんなにはケアしきれないのでしょうけど
家族にしてみると辛い時がたくさんありますよね。
一番辛いのは見捨てられたような事を言われた時でした。
ダメかもしれない・・・と思いながらも必死で生きようとしているのに
水をさすような言葉を浴びせかけたりsweat01
まーめどさんのお父様も手術が終わったとたんの医師の説明は
さぞかし辛かったろうと思いますbearing
人間気力で少しでも長く生きられる事もあるのだから
もう少し配慮してほしいものですよねweep


heartHiroeさん
訪問&コメントありがとうございます。
夫は去年の2月に亡くなっているんです。
夫の闘病の記録を残したくて
自分でも人の闘病のブログを参考にさせてもらったので
その恩返しがしたくて綴っています。
ありがとうございますconfident


heart北摂さん
いつもありがとうございます。
私が腫瘍マーカーの事を書いた時
ブログに腫瘍マーカーの事を書いてくださって・・・
今となっては自分では良く調べてみる事もしないので
参考になりました。

投稿: ステッピー | 2011年10月24日 (月) 22時21分

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