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2012年1月30日 (月)

急変

2010年1月31日(日)は
夫のすぐ上の姉の夫から提案があった。
他の姉妹に連絡して
会いに来るように話すと言うことだった。

私は、自分自身がいっぱいいっぱいだった。
もともと、私を責めたりなじったりしかしないような
夫の姉妹と、この状況で顔を合わせて
冷静な対応ができる自信などなかった。

夫にしてみても
例えばこんな状況になって
自分の姉妹が私に対していろいろ言ったとしたら
それだけで又気持ちを病むに違いなかった。

それに、今まで夫がガンになっても
わざわざ会いに来る事などなかったのに
急に他の3人の姉妹が夫婦で現れたら
夫は変に思うに決まっている。

そんな私の思いを義兄に伝えると
今までのいきさつがあるからこそ
ここで連絡をしておかないと
又、私が責められる事になるし

とにかく大人数で来ると夫が変に思うから
一組づつ会いに来るように自分から伝えるから・・・
と、説得された。

こんな、いっぱいいっぱいの状況で
又、重い事がのしかかってきた。

しばらくして義兄から連絡があり
1日1組づつくらいの感じで
会いに来るように話をつけたから・・・
と、言う事だった。

2月1日(月)
私は以前から高校時代の同級生の4人で
集まる計画をしていた。

夫がこんな事になってしまうとは
思ってもみなかったし
近くの友達の家に集合する予定だったので
みんなの顔をみて、午後から病院へ行く予定だった。

娘が夕方から病院に来る事になっていたので
午後から行って夜遅くまでいようと思っていた。

それでも心配だったので朝9時半頃メールをした。
「具合はどーよ?」
「具合がよくない
痒いので孫の手みたいの持ってきてちょ」

「調子悪いの?」
と、メールしたが今度は返事がなかった。

「良くないって、痛いの?
すぐ行くよう?」

と、メールしても返事がないので電話をしてみた。

夫は、しぼり出すような声で、やっと電話に出た。
「あのさぁ~・・・具合が良くないんだよ・・・
と、今にも消えそうな声だった。

私は
「今から行くから
と、言って、友達の家から病院に向かった。

途中で5軒ほどお店に寄ったのだが
孫の手は買えなかった。
夫の事が心配でもあったので
最後に寄ったお店で靴べらの長いのを買って
それで代用しようと思った。

病院に着くと夫はぐったりしていた。
「どうしたん?」
と、聞くと、夫は、声にならないような声で
「なんだか、全体的に変なんだよ」
と答えた。

看護師さんがきて
「個室に移りましょうか?」
と私に聞くので
「もう・・・そんなに危ないようなんでしょうか?」
と聞いてみると

「こんな感じで長くいる方もいますが
私がみた感じでは、お気の毒ですが
もう、それほど長くはないのでは・・・と」

と、答えた。

「個室に移したら
本人が変に思うんじゃないでしょうか?」

と、私が言うと
「うまくするから大丈夫です」
と、言って個室の用意をしてくれた。

しばらくすると看護師さんは
「お隣のおじいちゃんが騒いでいて
ゆっくり休めなかったでしょう?
個室の用意ができましたから
移りましょうね」
と、夫に話しかけて
二人がかりでベッドごと夫を移動させた。

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ガン・・・闘病記」カテゴリの記事

コメント

朝9時半にメールして
ご主人の様子がおかしいのに
お友達の家に行ったのですか?と言うか
あと一週間の命と言われてたのにお友達の家に行けるものでしょうか…
なぜでしょう…

投稿: 不思議です | 2012年1月30日 (月) 18時55分

慌ただしい中 色々な 狭間に 立たされた ステッピーさんの 重い 気持ち よく わかりますよ 本当に 危なく なってきたら 今まで 疎遠だった 人々も きて もらわないと いけない 状態に なる ワケですし 旦那さんも 入れ替わり立ち替わり 色々な 人々が お見舞いに 見えたら 普通ぢゃあない 自分に それとなく 気づいて しまいます もんね 本当に ステッピーさんの 重い気持ちが よく わかります ましてや 急変などと なれば 益々 焦りと 心配で 居てもたってもいられない気持ちに なるのは 当然でしょう 意識の しっかりと して いる 旦那さんだから 周りの 様子や 病室が 変わる事も 不安で いっぱいに なって しまいますしね 自分の 体は 自分で わかるし いつもと 違って おかしいな って 感じるのも 自分が わかって いるからですもんね そんな 辛い 姿を見ている ステッピーさんは 本当に 心が 痛かったと 思います こんなに ここまで 頑張って いるのに~ 私も そんな 気持ちを 持ちながら 父親を 看取りましたよ 神様なんて 嘘だ ガン封じ寺の 初詣も 全て 裏切られた 気持ちです そんな 嫌な 過去から 最近の 私は 神様なんか 頼んだって 無理は 無理 全て 運命 宿命なんだな って 冷静すぎるほど 冷めきった 自分を 悲しく 思います

投稿: まーめど | 2012年1月30日 (月) 21時50分

不思議ですさん
わからないかもしれませんね
友達の家は、車で5分ほどのところにあって
いつも夫には決して言えない私の不安な気持ちを話して
ずっと支えてもらっていました。
友達がいなかったら
私は夫を支える事もできなかったかもしれません・・・
夫の「具合が良くない」と言うメールは
毎回の事だったのもありました。
具合は良いはずはないのですから当たり前ですが・・・
次のメールに返信がなかったので
何かあったと思い電話をした・・・と言う感じです。
それに、夫が不安になるような事はできなかったのもあります。
私が「明日、まっすぐ病院にくるよ」
と言うと、夫は
「どうしてさ。俺、そんなに悪くないんだろう?」
とも言ったのでインターに乗る途中にある友達の家に寄りました。
以前からブログを読んでくれていた方は
理解してくれていると思います。


まーめどさん
何をしても夫は表に出さないだけで不安だったのだと思います。
私の動きをじっと見ていて
何か変化があると冷静に突っ込んでいました。
だから、夫の前では悲しい顔をする事も
ましてや泣く事など絶対にできないかった。
できるだけ笑って
「ステッピーがこんなに笑って普通にいるんだから
そんなに悪くはないんだよな」
と、思わせなくてはならなかった・・・
まーめどさんの冷め切った気持ちになるの良くわかります。
神様は、いくらなんでも、そんなひどい事しないでしょ?
って、心のどこかに思っていたし・・・
そして、去年の震災の津波を見た時
同じ気持ちになりました。

投稿: ステッピー | 2012年2月 5日 (日) 20時47分

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